2008年06月
長男のブログと間違えている人が時々いるようで、ぼくが食べ物にえらい関心を持っているとか、骨折を心配してくれる人がいるけれど、骨折は長男ですよ。ぼくは長男に比べて食べ物に対する興味は非常に希薄です。ぼくのブログはこの "VISION" だけです。念のため。
「ザ・ロッキー・ホラー・ピクチャー・ショー」を朝の5時にテレビで観た。60年代の後半だったかニューヨークで観た「ロッキー・ホラー・ショー」のパロディ映画のようだった。主人公がアリス・クーパーに似ていたが、途中で眠ってしまった。そして間もなく夢を見た。すると夢の中にこの映画の主人公が出てきたので、「あなたはアリス・クーパーか?」と聞いた。すると彼は「俺はアリス・クーパーだ」と言った。夢でそう言ったからといって、彼が本当にアリス・クーパーかどうかはわからない。昨日も細野晴臣さんと話していたんだが、「ぼくは最近、以前のような超自然的な夢を見なくなって、日常の延長のような夢しか見なくなった」と言ったら、彼も「ぼくも同じです」と言った。今朝の夢も日常の延長だけれども、ひとつ変わっているところは映画の主人公がそのままの格好で夢に出てきて、会話を交わしたことだった。
世田谷美術館のミュージアムショップにガチャポンが何台かある。この中に魔除猫が4種類(赤・白・黒・金)入っていて他にピンク猫のシークレットが入っているが、このシークレットを出したいために1万円使ったけれどもとうとう出なかった人もいるかと思うとたった一回でシークレットを出した人も何人もいる。ぼくはまだやったことがないけれど、一度やってみよう。でもムキになりそうだなぁ。
「ザ・ロッキー・ホラー・ピクチャー・ショー」 の主人公の名前を調べた結果、アリス・クーパーじゃなかった。じゃぼくの夢の中に現れたヤツはなぜ自分がアリス・クーパーだと名乗ったんだ。結局夢の中に現れる人間は本人が想像した人間であるということだ。また登場人物は全て自分の分身であるということもいえそうだ。
北橋愛さん
そうですね。未完といえば全部未完です。未完のまま生まれてきて、完成して死ねばいいですが、作品も同じだと思います。描き終わっても完成ということはないです。
織田直美さん
昨日は細野晴臣さんと会場を巡りながらの対談だったのです。仕事中なんですが、そう見えなかったでしょう。話変わりますが、土橋さんは確かぼくのいる頃は事業局長だったと記憶しています。ペイペイのぼくなんか近くに寄れない存在でした。長谷さんは直属の上司で随分可愛がっていただきました。(失礼。神戸新聞社時代のぼくが20才の頃の話です)
MASAさん
日常では誰もいちいちY字路なんて気づいていません。ぼくだってそうです。
川村美和さん
画家に転向した最初の個展(1982年?かな。京橋の南天子画廊)の際、すでに成城に住んでいましたが、アトリエがなく、近所の家を妻が訪ね廻って、やっと木村さんの家にたどり着いて、しばらく部屋をお借りして制作をしました。今でもよく憶えています。木村さんの奥様の顔も記憶しています。その奥様はすでにお亡くなりになったこと今初めて知りました。まだお若かったじゃないでしょうか。木村さんの家で描いた絵は、世田谷美術館、富山近代美術館、大阪国立国際美術館、大原美術館(倉敷)にコレクションされています。これらの作品は「横尾忠則絵画全集」(平凡社)に収録されています。問い合わせていただければ見ることができます。
大山多恵子さん(眠兎さん)
兵庫県立美術館での「冒険王」展のプリンセス・天功さんとのトークに来られるとのこと。楽しいトークになりそうです。
一昨日(6/1)は世田谷美術館で3回目のトーク・ショーを中条省平さんと。中条さんには「横尾忠則・画境の本壊」(河出書房新社)でなかなかいい評論を書いていただいたり、「芸術新潮」(七月号)で対談したりしているので、「もう語ることがないんじゃないかなぁ」とおっしゃっていたけれど、その辺はさすがだ、話をどんどん次々展開させて、結構話しが面白くなったんじゃないかな。会場にいらした方は如何だったですか?


中条省平さんとは一昨年パリのカルティエ美術財団で個展を開いた時に「マリークレール」の取材で初めて会いました。実はその前に「三島由紀夫の死んだ日」を中条さんが編・監修をしておられた時に文章を依頼されたんだけれど、過去に何度か書いているので、書けないと言ったら、じゃ絵を提供したことがありました。そんな経緯があって、今回の2冊の本でお世話になったというわけです。
昨日中条さんから送られてきた白夜書房刊のマルセル・プルーストの「失われた時を求めて」(第2巻)の翻訳・解説は中条さんです。元々は大長編小説でとっても読みこなせない作品だけれど、中条さんの訳されたはコミックです。第1巻を読んだ感想は決して小説には負けてないと確信できます。
今日(6/3)細野晴臣さんと世田谷美術館で対談(スタジオボイス誌)をしました。もう彼とは一体何回対談したことだろう。今までで一人の人との対談は一番多いんじゃないかな。最初は70年代初頭だったと思うな。展覧会場を実に時間をかけて(1時間以上)観てくれました。
自分の音楽の創造とからめて見ているようでしたね。ぼくだって音楽をそういう風に聴いていますからね。細野さんが見た夢をぼくが描く約束をしているんですが、あんまり描かないので、今日はバシッと催促されてしまいました。もうイメージは出来ているので、あとは一気呵成に描く瞬間を作り上げていくだけです。一ヶ月目標で待って下さい。


今日は世田谷美術館の酒井忠康館長から氏の著作「開化の浮世絵師・清親」を贈本される。清親はぼくの私淑している画家で、以前からこの人の評伝が読みたかったが、こんな身近にいる人(酒井さん)から、いきなり手渡ししされて驚いてしまった。必要なものはいつもこうして自然に集まってくるものだ。
相澤大康さん
いわき市から長文のメール拝受、ありがとうございました。わざわざ遠方から「冒険王」展、それはそれはご苦労さんというか、お礼をいわなきゃ。市役所にお勤めだそうですが、もし展覧会などの機会を市が持たれるようなことがあれば、どうぞ小学生達にもアートを観せるようにしてあげて下さい。
水島督さん
そうなんです。最近は子供づれの観賞者があの教育委員会の見学拒否事件(?)以来増えているんです。そんなメイルや、収集した多くのブログで見ます。教育委員会の思惑が逆転しているようです。
今日も、明日も、明後日も、その次も、その次の次も「ほぼ日」の糸井さんとの対談は続きます。
小西里奈さん/相澤貞子さん
何度でも展覧会場に足を運んで下さい。最近はリピーターがどんどん増えているようです。東京での次の展覧会の予定は今のところないので、最後の大きい展覧会かな?
北島聖子さん
世田谷、兵庫と両方観ていただけるんですね。兵庫県立美術館でのトーク・ショーは世田谷とガラッと変わって女性群(といっても2人ですが)と作家の平野啓一郎さんです。女性群は調整中とか、決まり次第発表します。それに3~4日間の公開制作も予定してます。
藤巻一也さん
社内で「隠居宣言」を廻し読をしないで、買って欲しいと平凡社さんは叫んでいますよ(笑)
是非798円出して買って下さい。
ぼくの小説「ぶるうらんど」の一章目に夫婦が登場して延々と会話を交わすのですが、この小説を読んだ人は大抵横尾夫妻だと思うらしいんですよ。そう思っちゃうとこの小説が解らなくなるんですよね。でお無理もないのです。日本の小説には私小説が多過ぎるからね。だから読者がそう思っちゃうんですよね。こんな国はどこにもないですよ。日本だけですね、私小説が適用するのは。ぼくは私小説が嫌いだな。なんだか小ちゃい世界におさまって、「聞いて、聞いて、私の人生を」と言っているようで、普遍的じゃないですよね。